朦朧とした意識の中で夢から覚めると、視界はぼやけ、体は重く熱かった。 「あ、起きた?」 !!!? 私は起き上がろうとして、体の重さに負け、ベッドに沈んだ。 「起きなくて良いから」 「どうして…え、もう、いいの?」 「アンタの看病のおかげ」 「あ…」 どうして部屋に叶くんが居るんだろう…夢みたい。 え、まだ夢なの? どうして体、動かないの…?