「それ、違う。昨日引っかかったとこの応用。この場合は…何、にやけてんの」
「え? あ、ごめんなさい!! 嬉しくて…」
せっかく教えてくれているのに、私は嬉しさに浮かれて問題を間違えてしまった。
「嬉しい?」
「間違えて嬉しいわけないだろ。な、藤沢」
「あ、うん。ごめんなさい、叶くん。間違えて嬉しい訳じゃなくて、こんな風に、友達と友達の家で勉強会みたいなことって少し憧れていたから…」
「…」
「ふ~ん。ただの友達?」
叶くんは顔を近づけた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…