私は、無心にTシャツ短パン姿で駆け出した。


外は少し風が冷たかった。




「藤沢」




相沢くんの声が響く。


相沢くんの姿を見た途端、少し緊張が走った。




「はい、コレ」

「…?」



相沢くんは紙袋を差し出した。



中身は、制服。