「ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ!! 私も、１ついいかな？ どうして謝る気になったの？」
「…あの日、あの後またウチらはバッタリ叶に会ったんだよ」
「え、」
やっぱり。
叶くんは何もしてないって言ってたけど。
「叶の奴、ウチら見るなり『お前らは春樹を好きでも、春樹はお前らみたいのが一番嫌いだよ』ってさ。言ってくれんだろ？ あの変態野郎。確かに、そうだって思ってさ」
「…」
「相沢はさ、ウチらに対しても誰に対しても、本当に良い奴だから…そういう所すげぇと思ってて、だからアイツには嫌われたくないんだよね」
「うん、そうだね…」
「でも、アンタが少し相沢に特別視されてるように見えて気に入らなかったんだ。ゴメン」
「も、もういいよ」
