「…痛い?」


「……」
「……」
「……」

「亜希の痛みはこんなもんじゃないよ…!! コレで済んだなんて思わないで」

「さ、早紀ちゃん!! もういいよ!!」




早紀ちゃんの手のひらは赤く、痺れていた。




「今のは、私の大事な亜希を傷つけた分。今度は亜希が自分で決着つけな」

「け、決着って…」




私はビンタなんて出来ないよ。