「亜希ッ、大丈夫?」 私は早紀ちゃんに体を揺さぶられていた。 ここは、保健室…? また、お世話になってしまった…。 「亜希、熱は?」 早紀ちゃんは私におでこを合わせた。 「下がったね。一体、何があったの? 助けてって、何から?」 また、熱くなってきた。 「はい、体温上げない!」 早紀ちゃんは私の頭の上に氷を乗せた。 「はい…」