「ん」




叶くんはバックの中からタオルを出して私の肩に掛けた。




「ありがと…」

「あ、私着替え持ってくるよ。ついでに亜希を泣かしたヤツ絞めてくる!! 亜希、だれにやられたの?」

「や、やめて!!…いいから」

「よくないよ!!」

「いいの。ホントに、いいから」

「どうして? こんな酷い目遭って…」




どうしてって、


それはーーー