「あー…、榊さん。あなた、捻挫してるわよ」 「え、マジですか?」 「マジですね」 アタシは人生は初の捻挫で、ビックリしていた。 「とりあえず、テーピングぐらいはしとくから」 「あ、はい。どーもです」 アタシは先生に包帯で足をグルグル巻きにされ、グランドに行った。 「椛、大丈夫っ?」 菜月が1番に心配してきてくれた。 「ん、なんとか大丈夫だよ」