「ちょっ…、椛大丈夫っ!?」 アタシよりも少し後ろにいた菜月がアタシの元に駆け寄って来た。 そして他の子達までもが寄ってきた。 「榊さん、だいじょーぶっ!?」 「血ぃ出てるっ…」 「早く保健室行った方が良くないっ…!?」 「榊、早く保健室行って来い。小内は着いて行ってやれ。他の奴は続きやるぞ!」 先生が言い、他のみんなは元の場所に戻って行った。 「椛、立てる…?」 「ん、大丈夫」