相変わらず颯はソファに座りながら、テレビを見ている。 アタシは冷蔵庫へ向かった。 「…椛、何その格好」 「…っえ?」 いきなり話しかけてきたからビックリした。 「何、そのだっせぇ格好」 「なっ…。失礼でしょー!アタシ、今日デートだもん」 「あ、凌とか。ふ~ん。ま、せいぜい頑張れば?凌、結構いい奴だし。幸せにしてもらえよ」