「ん、ばいばい」





「バイバイっ!」







凌はアタシと違う方向に行き、アタシは家に足を運ばせた。




(日曜…か。ま、デートくらいしないとね)






アタシはそんな些細な事を考えながら足を進ませた。







ガチャ






「ただいまー」






(って、誰かいんのかな?)






足元の靴を見ると、颯の靴があった。