しばしの沈黙が走る…とはいえ、周りはうるさ過ぎる程に忙しく生徒たちがとおり過ぎていく…
 
逆に言えば今、俺たちは目立っているはずだ。
 
その証拠に他の生徒たちは俺たちに興味の視線を投げながら行き過ぎている。
 
しかし、野次馬根性を見せるほどの生徒は誰ひとりいなかった…