俺は固まっていたはずの身体を必至に動かし、胸に手をやった…
 
後は、入学式どころではない…
 
手を胸に置いた状態でその女生徒を見据える。
 
校長の長々した話しが終わったのか…
 
それ以前に式は進行しているのか…
 
なに一つわからなくなっていた。