「うわっ…!」
 
彼女のその行動に俺はのけ反ることで回避した。
 
まさに気分はフィギュアスケートのイナバウア-だ。
 
イナバウア-を知らない人は親に聞いてくれればわかると思う。
 
まぁ、とにかく俺はそんな風に華麗に避けたわけだが、それが逆に命取りになった。
 
彼女が両手を腰に当てて怒りをあらわにする。
 
「なによ!普通、女の子相手にそんなことする?!」
 
そんなこといわれても…と俺は心の中でいいわけした。