「いいから千夏、今日は早く寝なさい…」

紗穂の言葉に千波はムスッとしながら言い返す。

「『今日は』じゃなくて『今日も』でしょ?」

「屁理屈(へりくつ)言ってないでとにかく寝なさい!」

紗穂からの即答に千波は渋々と立ち上がりながら…

「はぁ〜い…」

自室へと足を向けた。

こうして千波は床につく…

そうして誕生日を迎えた頃には千波は寝息を立てていた。