あっという間に屋上についた。



屋上に着くと俺はかりんの腕を離し、フェンスに向かった。



ふぅと一息つくと…



かりんの方を見て言った。



「好きだ。付き合ってほしい」



これが精一杯の俺の力。



でも声は震えてるし…情けね…



俺ってこんなに弱かったんだなー


「グスッ…ふっ…グスッ…ふっ」


そんな声がして、見ると…



かりんは泣いていた。