「結論は出た?」

指導室にいたパパの目は冷たく、凍っているかのようだった。

「…あの」

口を開いたけど、パパの勢いに押される。

「俺は辞めさせたい。
平気で人を傷つける連中の中に睦海は置いておけない」



あたしは目を閉じた。

パパの中ではきっとかなり前からこういう結論を出していたと思う。



「学校を辞めて光の元へ行けばいい。
まだそっちの方が将来の為になる」



あたしは目を開けた。



「パパ、あのっ…」



辞めない、そう言おうとした瞬間、勢いよくドアが開いた。