「はよ、帰るで!」

食べ終わるとすぐに立ち上がる光さん。

「え〜、しんどい〜」

光さんの真似をすると

「明日学校やろ?」

あたしの頭を撫でた。



学校…ねぇ。

最近はあまり行きたくない。



「片付けしてから帰る」

あたしが食器を台所へ持って行こうとすると

「ええから」

と、取り上げられた。



「光さん」

台所へ向かう光さんの腕をそっと握りしめる。

「…頑張って」

光さんは穏やかに微笑むと

「うん、ありがとう」

そして、唇にキスをされた。