「あれ?光さんも来てたの?」

睦海は少し驚きながら俺の後ろにいた光に声をかけた。

「…うん、来ないとむっちゃんのママに抹殺されるから」

睦海は光が差し出した携帯の画面を見ながら乾いた笑いをしていた。

…呆れて当然だ。

30分の間に50通くらい、脅しとも取れるメールを送っていたのだから。



睦海はチラッ、と時計を見つめて驚くと

「昼からも見ててねー!」

そう言って慌ただしく立ち去った。