大丈夫。



…本当に?



不安になってしまう。





大丈夫…とは。

さっきの重苦しい雰囲気からして思えない。



いつもの光さんからは。

到底想像出来ない世界がここにはありそうで…

あたしは不安になる。



「むっちゃん、大丈夫?」

光さんは大慌てで部屋に入ってきた。

「いきなり倒れたからびっくりした!!」

そしてギュッ、とあたしを抱きしめる。

「…ごめんな」



腕の隙間からチラッと奏さんを見ると。

奏さんはニマニマ笑っていた。