「あいつの事は無視してええからな」

部屋に入ると光さんは不機嫌そうに呟いた。

「…光さん、あの人、誰?」

聞きたくないけど。

聞いてみる。



「…俺のイトコ。同い年」



そして…





昔の彼女。