「…真由には帰ったら言うから」

パパはため息混じりに笑った。

「ホント!どうにかして欲しい!!
あんな大きな子供、パパ、どこがいいの?」

知樹のパパを睨む顔が…

怖い…

怖すぎるっ!!



「ハハハ…子供5人を相手にする気持ち、わかってくれる?」



パパはそう言って立ち上がった。



「さて…今から耐久レース用のマシンを組むけど、手伝ってくれる?」



あたしと知樹は頷いた。