結局、あたしは辞めなくて済んだ。
そして今は。
みんながあたしの元に来てくれた。
「俺もレース見に行きたいなあ」
「じゃあ行こうよ!」
奈々は男子を誘う。
「あ!でも…!!」
あたしは両手を振った。
「今度のはあたし、出る確率低いから。
多分あたしは雑用してるし…」
奈々は少し頬を膨らませて
「でも、わかんないでしょ?
それに大きな大会なら見てみたい!!」
「ま…まあ世界大会の一環だけど」
奈々はニッコリ笑って
「じゃあ、行く」
他にも何人か来るって言ってくれた。
みんながワイワイ騒いでいる中、あたしは色紙の中に貼られている拓海くんを見つめた。
拓海くん、これってひょっとして拓海くんのおかげかな?
大切なものを、ありがとう…
そして今は。
みんながあたしの元に来てくれた。
「俺もレース見に行きたいなあ」
「じゃあ行こうよ!」
奈々は男子を誘う。
「あ!でも…!!」
あたしは両手を振った。
「今度のはあたし、出る確率低いから。
多分あたしは雑用してるし…」
奈々は少し頬を膨らませて
「でも、わかんないでしょ?
それに大きな大会なら見てみたい!!」
「ま…まあ世界大会の一環だけど」
奈々はニッコリ笑って
「じゃあ、行く」
他にも何人か来るって言ってくれた。
みんながワイワイ騒いでいる中、あたしは色紙の中に貼られている拓海くんを見つめた。
拓海くん、これってひょっとして拓海くんのおかげかな?
大切なものを、ありがとう…