「……。」



「…ったく…。れん君ってあんたのアドレス知ってるの?」



あたしは、ううん。というように首を横にふった。



「…メアド…聞いてみる?」



「…いい…本当に気になるなら自分で聞く…から…」



「……頑固者め……」



りんはあきれたようにあたしに言うと



「…じゃ、あたし講義あるから。」



そう言ってカフェを出て行ってしまった。