「ボチボチ戻らないとね。」ポーチを鞄に戻してトイレを出てビックリした。 そこには、中井君がいた。 「トイレおそっ! もしかして、ウン〇してた?」私の顔が真っ赤になって「違うし!メイク直してただけだし!」少しムキになって答えると、中井君は吹き出した。 「冗談だし。んなにムキにならなくても。」 かなり背が高いコイツは 180センチは有りそうだ。 「ムカつくし。早くトイレ行けば?」 中井君の前を通り過ぎようとした時、私の左腕を掴んできた。 「何すんの?離してよ。」思いっきり睨むと「なぁ、このまま二人で消えない?」