なおも執拗に私の口の中で舌が這う…。どうしたらいい!?こんなキスは初めてだから、どうしたらいいか分からない。知らない間に荻野さんの服を掴んでた。 やがて、荻野さんは私から離れる。 「荻野さん…何で!?」肩で息をしながら問い掛けた。 「何でかな?ありさに触れたくなったから…かな?」 「そんなんじゃ分からないよ!!」溢れてくる涙が頬を伝った。 「私、バカだから言ってくれなきゃ分からないよ。勘違いしちゃうよ!!」 ダメだ…もう止まらない。