薬を飲んで、少しすると深い眠りについた。どれ位寝てただろう…。枕元の携帯を見ると夜中の2時だった。酷く汗をかいてるし、喉も渇いた…。 「着替えなきゃ。」たっぷり汗をかいて熱が下がったのか、体が楽になってる。 ベッドから降りるとグニュ……。何かを踏みつけた様だ。それと同時に「グハッ……。ってぇ。」 なっ…何!?何かいる。てか、誰!? 慌てて、その場を離れて電気のスイッチを押した。 そこにいたのは、私にお腹を踏まれて、のたうちまわってる荻野さんがいた…。 「テメ…、恩を仇で返しやがって!」 思いっきり怨みを込めた目で私を睨み付ける荻野さん…。 「何…で…いるの?」 「高熱出してるヤツを見捨てる程、俺は薄情じゃねえし、隣から死体発見なんて冗談じゃねえ。熱下がったか?体温計ってみろ。」