「荻野…さ…ん。」「お粥作ったから、少し体起こせるか?」 夢じゃないよね?今、目の前にいるのは荻野さんだよね? 「は……い。」 体を起こしてると、トレイに乗せたお粥を荻野さんが運んでくる。 「美味し…そう」 「これ食って、薬飲め。」 ベッドの脇に有るテーブルの上にトレイを置いて、鍋に入ったお粥をお椀に善そう。