「早紀、有難う。」そう言うと、「何年の付き合いよ。話し聞く位、お安いご用よ!」二人で屋上に行った。 屋上の扉を開けると、青く晴れ渡った空が広がっていた。 コンクリートの床に腰を降ろすなり、早紀が「どうしたの?隣の彼と何が有ったの?」 心配そうに私の顔を覗き込んできた。