「あり……さ?」


ベッドの周りに散らばった、破れた服。

何も身に纏わず、泣いている私の姿を見て、絶句していた。

「ありさ!
どうしてこんな……何が有ったんだ?」

自分の着ていたシャツを脱いで、私に被せてくれて、抱きしめてくれた。


「何が有った?
修司ってヤツにやられたのか?」


その問い掛けに、小さく頷いた。