次の日の夕方、
修司が部屋に来た。

「ありさと一緒にいたい。
別れないから。」


「でも、私の気持ちは変えられないよ…ごめんなさい。
酷い事、言ってるって分かってる。
分かっているけど、どうしても、彼じゃないとダメなの…。
片思いでも、いい。自分の気持ち、ごまかしきれない…。」

「そか…分かった。仕方ないよな。
気持ちが変わらないなら…。」


私に背を向けた修司は、帰るかと思ったんだ。