「ドラッグストアーぁぁ!?」


「ばっ…声がデカイってぇ。」


慌てて早紀の口元を塞いだ。


「ごめん、どうしたの?
具合悪いとか?」


「あ、うん。
そんなとこ。」


「いいよ。行こう」


放課後、二人で近所に有るドラッグストアーに行った。


「何買うの?」


入口の方に置かれていたワゴンに入った「80円均一」のジュースのボトルや、お菓子を見ていた。


「すぐ買ってくるから待ってて?」


「分かったぁ。」


ワゴンの中の品物を物色する事に夢中になってる早紀は、心有らずな返事をした。