「それは、分かったけど何で荻野さんが出てくんの?」


目をパチパチさせる早紀は、まだいまいち飲み込めていないようだ…。


「早紀達と別れた後、荻野さんから電話かかってきたの…。
最初は、話しするだけで良かったの…。
でも、そのうち逢いたくなった…。

馬鹿だね、私…。

逢わなきゃ良かったのに……。

逢った瞬間から、愛おしい気持ちが噴き出して、押さえきれなくなって、最後までいったの。

そしたら…もう戻れない…荻野さんを愛してる……。

言ってる事、目茶苦茶だって分かってる…。

でも…もう、離れたくないの…。

早紀…嫌いになった?私の事…。」