「何、キョドってんの?」

耳元で、クスクスと笑うから、息がかかって、くすぐったいよぉ…。

「何でもないよ。
てか、いい加減離してよ。洗えない。」
「そんなの後でいいじゃん?」

「よくないって。」
「いいの…。」

回した手を緩めたかと思ったら、たいした事ない私の胸を、服の上から触る。

「ダメだからね?
洗い物終わるまでは。」

「へぇー。終わったらいいんだ。
楽しみぃ。」

いや、そこ楽しみにしなくていいし!