「ん……。」

何か、ベッドが狭い…?

そおっと目を開けると、中井君が気持ち良さそうに、スヤスヤと寝息を立てて寝てる。

枕元の携帯を取り、時間を確認すると、
「6時ぃ!?」

思わずデカイ声を張り上げてしまった。
これは、まずいっしょ。

「ねぇ、ねぇ。
中井君、起きて?
朝だよ。ねぇってばぁ?」

力込めて、揺さぶってみた。

「ん……もうちょい寝かせろよ…。」

眉間にシワ寄せながら、寝返りをうった。

「中井君。
起きないと、マヂ遅刻するってぇ!」

「……遅刻?」

モゾモゾ動きながら少しだけ片目を開けて、こっちを見た。
「ありさぁ……
今何時!?」

寝起きだから、少し声がしゃがれてる。
「6時だよ。
一回、家帰らないと…。」

「6時……?
ヤバイじゃん!
俺、今日日直だから早めに行かないと」
何も着てない素肌を惜し気もなく全開にした。