「座って?
お茶入れるから。」
「あ、うん。」

何で、こんな時に逢っちゃうの?

一番逢いたくない人だったのに…。

どうして、気持ちを揺らすの?

何で……!?

お茶を入れる事を忘れて立ち尽くしていた時だった。

「ありさ……。」

中井君が後ろから、私を抱きしめた。

「中井君…?」

「少し……このままでいて?」