「ねぇ…。」

景色を見ていた中井君が、私に視線を移した。

さっきまで、おどけていた中井君の顔はもうなく、真剣になっていた。

「なっ…何!?」

トク…トク…トク…
「俺ら、付き合わない?」

「中井君…!?」

「もう…そろそろハッキリしようよ。

俺の気持ち…ありさちゃんに伝えたんだ。

次は、ありさちゃんが答える番でしょ」
そうだよね?

今まで、散々待たせたよね…。

そろそろ、返事しないとね。

でも、何て?

ごめんなさい?