「ねぇ、逢わない?
ありさちゃんに、逢いたいんだけど…。
嫌なら…いいけどさ。

今度の日曜、遊園地行かない?」

中井君からの、突然の誘いだった。

一瞬、戸惑ったけど、気晴らしもたまにはしないと、心が死んじゃう…。

「いいよ。遊園地、久しぶりだから、行ってみたいかも。」
「えっ!マジで?

ヤベェかも俺。

じゃあさ、じゃあさ土曜日に打ち合わせしねぇ?

あれ…?何か俺、一人テンパってるし…
ごめん。気にしないで?

遅いから、もう切るな?ありさちゃん、
マジ好きだから…」
そう言って、電話が切れた。

不思議と笑いが込み上げた。

何か、可愛いかも。