散々喋って、私と早紀は、マックを出た。

「じゃあね、ありさ。あんま深く考えないでよ?お肌、老化しちゃうから。」

そう言って、私の反対の道を歩き始めた
「早紀!

早紀、有難う!

私、早紀が居なかったら、もっと悩んでたよ?元気になれなかったよ?

有難う。早紀が友達で良かったから。」
下校中の学生や、サラリーマン、買い物袋を下げたおばちゃん達でごった返す中
人目も気にせずに

早紀に叫んだ。

そんな私をチラ見する人達…。

「ありさぁ…はずいから、場所考えなよ!私も、ありさが友達で、良かったよ」
すこし、はにかみながら早紀が“ばいばい”と手を振った。