「何、やってんだよ!」そう言って、私の腕を掴んで、立たせてくれた。 「とりあえず、入れ。」 玄関を抜けると、そこにはモノトーンで統一された家具で埋め付くされていた。 「まあ、座れ。」言われるままに黒のレザーのソファーに座った。 「何も無いけど。」そう言ってグラスに入ったお茶を出してくれた。 「有難う。」