「……いいよ。俺の夢、ふたつになった」 唇を離して言うと彼女は肩に顔をポンとのせて呟いた。 「好き……ずっと一緒にいてね」 「いるよ。いつか結婚しようね」 まだ14歳のガキの俺がこんなこと言ったなんて大人に知られたらバカにされると思ったけど この気持ちは嘘偽りのない真実だったから…… 本気で彼女と約束した。