「止めさせる方法なんて俺が教えてほしいよ」 輝の言葉はそんな感じで始まった。 「明るくて元気な子で……好きになってコクったらまるで正反対で……毎日死にたいって言ってた」 それは……俺は知らない花ちゃんと輝だけの話。 「ただ、生きてるだけだって……楽しみも希望もなくて必死になって周りから慕われる自分をつくるのに疲れたって……だから俺が全力で支えるって言ったら花は言ってきたんだ」 ――心を傷つけるのを手伝って ……て。