「っありがとうございますっ★」

丁寧な性格だなぁ・・
ネックレス・・渡さねぇと・・・・。
そう思ってた時、さくらが話しかけてきた。

「自分でバック持ちますっ」
「バックくらい、俺持つよ?」
「いえ、大丈夫ですっ」

俺が持ってても結構重いのに...大丈夫か?

「ホント?大丈夫??」
「はい」

俺はさくらにバックを渡した。
さくらが背負おうとしている間に胸ポケットにしまってあったネックレスをズボンのポケットにしまった。

「重いでしょ?やっぱ俺持つよ」
「ありがとうございますっでも大丈夫ですよぉ」

初めてさくらの笑顔を見た。可愛いとしか言いようのない顔。
他の奴等にもこの顔見せてると思うと腹立たしかった。

「先輩っ、どうして制服なんですかぁ?」
「ん?エナメル持ってくんの忘れてさ~
 まず校門出よっ」
「あははっ は~い」

校門までの距離は早足で歩き、校門を出たすぐにさくらのを握った。
俺はまず一安心
さくらの表情は赤い
少ししてからさくらが口を開いた

「先輩っ・・」
「ん?」
「嬉・・しい...です」

照れたさくらの声に何故か緊張してしまう俺。
さくらの言葉のおかげで俺の頬も火照った。

「俺もだよ」
「えへへっ」
「...我慢出来ねぇよっ・・」
「へっ?」

手を強引にひっぱり胸の中へ抱き寄せた