私はあの…怖めな男子に覆いかぶさっていた。
あれ?さっきまで隅で寄り掛かってたよね?

「もしかして助けてくれた?」

「…うぬぼれんじゃねえよ」

そう言って私をどかす。
腕についたほこりを払って
あー痛え、と言ってさすっている。

「、ありがとうね」
 
「ん。別に」

別に顔を赤くするわけでもなく
そっけなく答えたその人。

そういえば、話って?