「瞳っ!ベッドに戻れ」

「やだやだっ!あたしそんなのしなくても大丈夫だからっ!」


狭い病室の中じゃ逃げられなくてあっさりと祐介さんに捕まった。

必死の抵抗もむなしくベッドに連れ戻される。


「吸引したら楽になるから」

「あたし本当にそんなことしなくても治るからっ!」

もくもくと準備を進める先生に叫ぶけど先生は聞く耳を持たない。


「準備できたぞ。ほら、口あけろ。」


「無理無理っ!」


涙がでてくるよ~


「すぐ終わるから泣くなって」