「とにかくおとなしく入院。いいね?」

「‥はい」

「そういえば親は?瞳ちゃんが病院来るときいっつも1人だけど‥」

「あたしの親、海外で仕事してて、あんまり帰ってこないんです。」

「そーなの?じゃ自分で連絡ぐらいしとけよ。」

「‥はーい」

「祐介が病室案内してくれるから」

「祐介?」

「あぁここの看護師。男だけどな。残念ながら俺の周りにいる看護師はほとんど男だから、そこんとこよろしく。」

「はぁっ!?何でっ?あたし女の人がいいー」

「俺の患者は問題児が多いからな」

「それって‥あたしも問題児ってことですか?」

「当たり前だろ。高校生にもなって病院嫌いなんていないから。」

「うっ‥」

確かにそうだけどさ‥