でも先生はあたしの気持ちなんか無視。
黙々と血液検査の準備が進められる。
看護師さんが持ってきた道具の中にはキラリと輝く細い針が‥っ!
あたしの大ッキライな注射器‥
見るだけで怖いよぉ
「ほら、やるから腕だして」
「あたし本当に嫌だっ!」
そう言いながら無意識に体が診察室のドアに向かって動く。
けど‥
「またそうやって逃げようとするなって。」
案の定がっちりとつかまえられる。
「嫌だっ!」
つかまれた腕を振るけど男の力にはかなわない。
ベッドにおさえつけれた。
「すぐ終わるからおとなしくしなさい」
「無理っ!嫌っ!」