「いや、全然! それより、とりあえず買い物済ませちゃいましょうか。こんなとこで話してたら迷惑だし」
「ああっ、そうですよね! すいません……」
俺に謝ることじゃないだろうと思いながら、口元が緩んだままの順之助も自分のおにぎりを選んでレジへと持って行った。