その日の夜



ピンポーン

チャイムがなりドアを開ける


「はい。なんですか?」


顔をあげると
滝松くんが立っていた

「なにしにきたの?」

『ちょっと心配で・・。』

「アタシのために?」

今日は雨の日で滝松君は

ビショビショでやってきた


『うん。なにかあったんでしょ?』


「お母さんとお父さんが・・・。」


これまで我慢していたものが
ドっとでた
ネクラくんの前なのになきじゃくった

本当はすごく悲しかった
 病院でそのまま泣いてしまいたかった

「お母さんと・・お父さんを・・
 殺したのは・・あたしなの・・・。」

『は?』

「あたしが・・・スト・・
   レス・・かけた・・」


「だから・・お母・・さんと・
         お父・・さん」


















「死んじゃった・・・・」