ガラガラ

「お母さん?お父さん?いる?」

『梓?』

「うん」

『やめて!来ないで!
  帰って!!』

「お母さん。お父さん。」

『やめて!やめて!
  こないで!かえって!』

「だよねアタシになんか
  来てほしくないよね
    いいよ帰るから」




話は4年前にさかのぼる

梓の家はとっても豪華で
お金持ちだった。

そのせいで梓はワガガマになり
ギャルの道へ進んでいってしまった
 そしてそのせいか夜中に
遊びに行くことが多くなった


『梓!またこんな夜中に
 あんな子たちと出て行くの!?』

「うっせぇな!
 ババアはだまってろよ!」

『親に向かってそれはなんですか!』

「うっせぇっつってんだよ!!」

 バン!

梓はその日から親に
暴力をふるうようになった

日に日に暴力はひどくなり

表に見えるキズまで
つくるようになっていた


その格好で母親は外に出るので
近所の人たちの目が痛かった